はじめに
前回のヨガは痩せるのかについて検証する記事でネットで他の方の記事を色々読んで情報を集めていました。
するとまあヨガをわかってない人が痩せないと主張したり、そんな方法で痩せるわけがないのに「痩せます!」と豪語する記事があったりひどいものです。
それらの説の嘘を暴露させていただきます。
痩せない派の主張
まずは痩せないという主張をする方ですが、記事に書かれている内容はこんなところです。
痩せるには心拍数を上げたり、筋肉をつけてエネルギーを吸収させる必要がある。
筋肉に負担もかけず、ポーズをとって動かないヨガが痩せるわけない、という内容でした。
「は?」と思いました。
この方はヨガを全くしたことがないのにこんな記事を書いているのでしょうか?
ヨガの練習とは?
私のいつもしているヨガはヴィンヤサヨガです。
また同時にヴィンヤサは世界的に見ても最も人気のあるヨガの1つです。
ヴィンヤサは「動き続ける」という意味があり、1つのポーズでホールドするのではなく、1呼吸ごとにどんどんポーズを変えていくダンスのようなヨガ。
そしてその最も大きな目的は呼吸とともに動くということ。
「吸う・吐く」の呼吸を使い分けることで、体を伸ばすポーズの時はより深く伸ばし、力が必要なポーズの時はより大きな力を込めることができます。
さらに「ヨガのポーズ=ストレッチ」というのが最も大きな勘違いです。
ヨガは上級者のポーズになるほど筋肉への負担を大きくかけます。
片足で立って様々な形をとるバランス系のポーズは足の筋肉や腹筋なども締めて体幹を必要としますし、アームバランスなどは肩や腕の力をかなり使い、これまた腹筋周りの筋肉を正しく使って締めていないとバランスがとれません。
必然的に心拍数も上がっていき、いつの間にかジョギングをしている時ぐらいの息切れをしているものです。
クラスの最後には全身の筋肉を疲れさせ、心身ともにより深く脱力できる状態を完成させて瞑想に入るシャバアーサナ(亡骸のポーズ)の状態を作るというのがヴィンヤサの練習です。
結論
以上のことから、痩せること否定派の人はどんなヨガを想像して筋肉に負担もかけないし、ポーズをとって動かないなどと言ってるのでしょうか?
とはいえ、このような息切れするぐらいの練習方法は多少の経験者でないと「きつい」と感じるでしょうし、初心者の方がこのようなヨガを経験すればすぐに辞めてしまう人もいます。
なので初心者の方も多く来る上にビジネスとして生徒を集めないといけないスポーツクラブなどではただのストレッチぐらいのクラスしか教えれないので、ヨガ=あまり動かないストレッチというイメージがついてしまっているのかもしれません。
痩せること肯定派
こちらもまた嘘が多いです。
最も多いのがヨガをただのビジネスにしている女性をターゲットにしたホットヨガなどの教室がバックについているネット記事。
「汗を掻くことで体の悪いものを出して痩せましょう。」などと書かれています。
汗を掻くこと自体では痩せない
はっきり言います。
汗をかくと痩せるは嘘です、そんな効果はありません。
汗をかくと体の悪いものはたしかに出ていきますし、健康には非常にいいです。
しかしダイエット、つまり脂肪を燃やす効果はありません。
汗というのは体の水分が外にでていくだけで脂肪は減っていません。
ヨガの後に水分の減少により少し体が軽くなったきがするでしょうが、すぐに元に戻ります。
なので私としてはホットヨガは痩せる目的としては意味がないと考えます。
それより心拍数を上げるヴィンヤサヨガや筋肉に負担をかけるパワーヨガなどで多少体にきついという感じを与える必要があります。
痩せるというのは簡単なことではありません。
否定派の気持ちもわかる
日本のヨガはこのようなヨガは痩せるという宣伝文句で成功しているちょっと汚い会社が多く、それが嫌になります。
ちょっと悪い商売をしている人たちから聞いたことがあるのですが、このような「痩せる」「性」「食」などの人間の欲望を刺激する宣伝文句というのは簡単に多くの人が食らいつくので非常に金になるそうです。
日本の痩せるを代名詞に商売するヨガ教室もこれと同じ匂いがしてならないわけです。
そして痩せること否定派の人たちもこの汚い感じを嫌悪し、私も書きましたように「痩せるのはそんな簡単なことではない!」と叫びたい気持ちなのでしょう。
なのでヨガで痩せるわけがない!とヨガを特に知らなくても否定したくなる人がでてくるのも納得できてしまいます。
まとめ
以上のようにネット上には様々な嘘が渦巻いています。
特に情報の発信源が大きい組織であるほど、ビジネスが絡んでだまそうとしている可能性が高いです。
なんでも聞いたことを鵜呑みにせずに疑って自分で詳細を調べてみることが重要です。
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