はじめに
DV2021に当選された方、おめでとうございます。
コロナ渦の中で無事取得できるか分かりませんが、当選したからには永住権を取得したいと奮闘してる方もいらっしゃるかと思います。
また、今回落選しても、次の当選を願って再度抽選に参加する方もいらっしゃるかと思います。
そんな方々の参考になればと思い、私自身苦労したDS–260についてまとめたいと思います。
私はできれば良い経験になるので、申請を全部やりたいと思ったのですが、やろうとしたらかなり難しくて、迷った末に「グリーンカードオフィス」と言うエージェントに依頼しました。
日本で1番有名なのが、「グリーンカードジェーピー」という会社なのですが、色々とお話を聞く中で、再入国許可証も併せて取ってくれて信頼できそうだったので「グリーンカードオフィス」という会社を選びました。
最初の難関DS–260
グリーンカード当選した!!と言う喜びの後には長い手続きが待っています。
その中でも当選後最初の難関とされるのがDS260と言うオンラインビザ申請書の作成、提出になります。
このDS260は、氏名、住所、年齢、学歴、職歴はもちろん、過去の犯罪歴、保安情報、アメリカ入国履歴を聞かれます。
当然虚偽があれば、ビザは断られてしまうので、私が行ったハワイやカリフォルニアへの留学について等、私と妻の入国履歴など正確に調べて入力します。
私の場合、かなり住所を変更していましたので、過去の住所履歴はかなり苦労しました。住所履歴が多い場合は困ります。今までの住所なんて覚えてないですよね!
なんとかして、今までの住所見つけ出せましたが、
どのような内容が必要か箇条書きにしてみます。
当選者・配偶者・子供の情報
- 氏名
- 旧姓
- 生年月日
- 年齢
- 出生地
- 現在住所
- 電話番号
- 結婚歴
- 入籍日
- 再婚歴
- 現行パスポートの情報(旅券番号・発行年月日・有効期限満了日)
- 両親の情報(氏名・旧姓・生年月日・出生地・現在住所)
- 在住記録(16歳から現在までの国内及び海外含む全ての住所)
- 当選者様の米国入国記録
- 当選者様の学歴
- 当選者様の職歴
- アメリカでの今後の希望職業名及び職務内容、米国永住予定地域
- 米国に入国しようとした際に入国拒否された経験
- 米国のソーシャルセキュリティーナンバー
- 日本語以外の会話スキル
- 医師会、弁護士会、税理士会などの専門的な団体に所属しているか
- 軍隊経験
- 日本国内での犯罪歴及び米国内での犯罪暦
かなりありますよね笑。
私の場合15回くらい引越ししていたので「そんなの知らないよ!」ってなりました。
自分で申請する場合
自分で申請する場合は下記のURLからケースナンバーなどを入力してログインししてやっていきます。
https://ceac.state.gov/IV/Login.aspx
DS–260申請の事前準備
もう少し詳しくみていきます。
1.自分と両親の出生地
出生地は、生まれた病院の住所ですので、案外調べると自分の思い込みと違う事がありますので、しっかりと確認しましょう。戸籍で確認すると確実です。
2.16歳から今までの住所履歴
全ての住所を正確に記載します。日付まで記載しますので、住所の移動が多い場合は面倒な項目です。細かく確認されることはなさそうですが、空白期間がないようにきちんと記載する事が大事です。
3.グリーンカードの受取人(米国の住所)
グリーンカードはアメリカの住所に送られて受け取りをするので、指定先が必要です。米国に信頼できる友達や、親戚がいれば良いですが、ない場合は準備が必要です。私たちは、エージェントに依頼した際に、用意してもらいましたが、自分たちでやる場合には、有料で住所を借りる方もいるようです。
4.これまでの渡米歴(5回)
パスポートのスタンプを見て確認します。期限切れのパスポートを処分していると、記憶や写真から思い出して記載する必要があります。旅行した際の滞在先(ホテル名・住所)の記載が必要なので、少し苦労しました。
5.自分の職歴
日付まで確認が必要です。厚生年金に加入している組織であれば、社会保険事務所にて確認できます。
6.自分の学歴
これは、履歴書に記載することもある内容ですので、割とすぐに記載できました。
7.自分の過去の悪行
これまでの悪行についての項目にYes/Noで回答します。
「Yesが1つでもあるとOUT」と言うことになりますので、質問事項をしっかりと読んで回答しましょう。
*DS260の様式、項目変更が行われる場合があります。あくまでも私たちはDV2021グリーンカードに当選し、入力した際の経験談になります。
DS–260の重要性
ここまで読んで頂くと、「とても面倒な申請」と言うことは感じて頂けたかと思います。
ただ、お伝えしたいのは、「DS–260は正確に記載すること」です。
DS260を提出しない場合はもちろんですが、万が一事実と異なる内容で提出した場合、”Refused”と言う一番見たくないステータスに変わります。
これは、例えば、結婚歴、渡航歴、学歴などで偽証が発見された場合、ビザが与えられないと言うことですので、せっかく当選して永住権取得を夢見て動いてる苦労が水の泡です。
私たちも慎重に準備を進めましたが、ステータスが”Issued”になるまでは安心できません。
この難関と言われるDS260をクリアする事ができれば、ついに面接の準備が始まります。
その後のステップについては、また次の記事で書きます。
まとめ
私の場合、アメリカに知り合いもいてアメリカの受け取り住所もあり、留学の際学生ビザを自力で取得したこともあり、なんとか自分でできないか模索していましたが、結局エージェントに依頼することにしました。
DS260はとても大切な手続きですので、正確にクリアしたい気持ちと、DV2021の場合、新型コロナウイルスの影響もあり、取得できるかできないか微妙な状況と言えるので、少しでも色々な情報を取得して迅速に動けるようにと言う気持ちです。
せっかく当選したのだから、その道のプロにお願いして、確実にステップを進めて行こうと思っています。
申請の事前準備をしようとしている方の参考になったら嬉しいです。
コメントを残す