目次
はじめに
日本のヨガ教室などの広告でヨガはダイエットに良い、というキャッチフレーズでよくお客さんを集めているようです。
もともとヨガはダイエット目的で作られたものではないので、本当に効果があるのか?ということに疑問がありましたが、フィットネスなどの観点から真面目に考えてみると、練習の仕方次第では大変効果があるのではないか?という考えに至りました。
ではその検証を詳しくお伝えします。
痩せるには何が必要か?
まず痩せるには脂肪を燃やすことが必要です。
脂肪を燃やすにはある程度の心拍数の運動が重要になってきます。
心拍数と脂肪燃焼の関係
まず気をつけないといけないのが心拍数が高ければいいというわけではないということです。
体が運動をするときに使うエネルギーは2つ、炭水化物と脂質です。
そして運動する中で体が脂質を使い始めるには準備が必要で、急に運動をすると筋肉や炭水化物からエネルギーを取り出し、脂肪があまり減りません。
少ない心拍数から徐々に上げていく必要があります。
燃焼するエネルギーが炭水化物から脂質に変わるのも20分ぐらいからと言われています。
また、脂質を多く使う心拍数は120BPM(Beat per minutes)ぐらいと言われており、140BPMを超える激しい運動になると、これまた脂質より筋肉や炭水化物を使うようになります。
つまり急な運動や激しすぎる運動は脂肪を減らすどころか筋肉量を減らしてしまう恐れもあるということです。
なのでひたすら筋肉をつけたいボディビルダーなどは走るというトレーニングはしません。
炭水化物と脂肪の関係
また運動以外の食事のことも考慮してみると、人間は食事において炭水化物を摂取し、炭水化物に変わらなかった分が脂肪に変わります。
つまり炭水化物を運動で使っていれば脂質に変わる量も減るので、炭水化物を使う運動もある程度は必要ということです。
痩せるヨガとは?
以上のことから考えると痩せるには脂質とある程度の炭水化物を消費するために、心拍数が120−140BPMになるぐらいの運動が必要というです。
これはジョギングをするぐらいの心拍数です。
それぐらいの運動になるヨガは?というと動き続けるという意味のヴィンヤサヨガと筋肉を使うポーズでホールドするパワーヨガでしょう。
ストレッチのポーズで長くホールドするヨガやゆっくり動きすぎる初心者用のヨガではあまり効果がないでしょう。
ダイエットに効果的なヨガの練習方法
心拍数を上げる必要があるので1呼吸で1つの動きをする太陽礼拝などは効果的でしょう。
さらにストレッチ系のポーズであまり長くとどまってしまうと心拍数が下がるので、せいぜい3から5呼吸まで、逆に戦士のポーズなど長く続けると負荷が大きくなるポーズは5呼吸ほどホールドした方がいいでしょう。
上級者であれば片足で立つポーズやアームバランス系のポーズもかなりの負荷がかかるので効果的です。
また、呼吸も早すぎると心拍数があがり過ぎてしまうので「吸う」のに最低4秒「吐く」のに最低4秒はかけるように心がける必要があります。
ホットヨガは効果があるのか?
また、汗をかくために部屋を熱くして練習するホットヨガですが、汗を掻くこと自体は体の水分が外に出ているだけで脂肪が燃えているわけではないです。
デトックス効果などで対象の脂質は体の外にでますが、痩せるほどではありません。
正直ダイエットという側面からはあまり効果はありませんが、汗を掻くこと自体は体にいいことです。
私の経験からの検証結果
私の場合はこのようなヨガクラスを週5日以上続けることである程度痩せる効果はあるな、と感じました。
週3回程度ではあまり効果は感じません、太りはしないけど痩せもしないという感じです。
正直、痩せるというだけの目的ならばジョギングの方が効果的です。
まとめ
以上のようにヨガは練習次第では痩せる効果があると言えます。
またダイエットというのは毎日続けてカロリーを消費する必要があり、走るなどの運動ですとなかなか長く続かないですが、ヴィンヤサなどの集中して毎回違う練習をするヨガであれば飽きにくく続けやすく、そういう意味ではダイエットに良いかもしれません。
とはいえヨガ自体呼吸法や精神の鍛錬という面が強く、ダイエットという目的だけで行うのももったいないきがしますが。
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