目次
はじめに
近年どんどん人口が増えているヨガ、もともとはアメリカの東海岸の若者の間で流行り、そこから全世界に広がりました。
ではそのヨガ教師の資格をとるにはどうすればいいのか。
もちろん日本でもヨガ教師のトレーニングは行われていますが、火付け役となったアメリカで資格を取ることに興味のある方もいるでしょう。
ではその方法を紹介していきます。
全米でもっとも大きな会社ヨガワークス
Yogaworks はスタジオをニューヨーク、マサチューセッツ、カリフォルニアなどに持つアメリカの大手のヨガ教室の1つです。
何より有名なのはその排出してきたヨガ教師の数、一年中なんらかのトレーニングが行われているということで、その数は年間1000人にも上るほどです。
また、アメリカだけでなくヨーロッパやメキシコにも教師を派遣して教師のトレーニングを行なっており、一度だけ日本で行われたこともありました。
この会社で資格を取るメリットとしては経験と実績のある学校なのでとてもしっかりしたトレーニングを受けることができること。
デメリットとしては排出した教師が多すぎるので、卒業後に仕事を手にいれるサポートは一切してもらえないということがあります。
小さい教室でしたら、卒業したらそのままクラスを持たせてもらえるという話もあるんですけどね。
ヨガワークスに申し込む
ではその資格を取る過程です。
ヨガワークスのトレーニングは全米ヨガアライアンスの規定通りに初級の200時間トレーニング、上級の300時間トレーニングに分かれており、その上にマスター教師になるためのヨガワークスサーティフィケーションという資格があります。
今回は200時間トレーニングの紹介です。
200時間トレーニングのコース
まず3つのコースがあります。
1つは1ヶ月集中コース、合計4週間月曜から土曜まで朝から夕方5時までみっちり学び、1ヶ月で資格がとれます。
次は3ヶ月コース、昼間働いてる人のために夜と週末のみトレーニングを行うコースです。
そして6ヶ月コース、こちらは週末のみ勉強する形です。
どのコースも内容は同じですが、宿題もあるので1ヶ月コースですと、かなり短期間で情報を詰め込むことになります。
どのコースも生徒は30人ほど、中には外国人の方もいますし、日本人の方もめずらしくありません。
ただやはりすべて英語ですので、外国人の方が大変な思いをするのは当然ですが。
費用としては学校により違いますが相場は3000ドルから3500ドルです。
勉強の内容
1ヶ月コースの内容で説明します。
まずメインでマスターとなる先生が1人と、そのアシスタントの先生が2人つきます。
朝9時に集合して、まず1時間クラスを受けます。
そしてクラスで練習した内容を書き出し、どこの筋肉を使うためにどんなポーズをしていったのかなど、その練習内容の確認をします。
これがどうやってクラスのプランを立てるかの勉強にもなるわけです。
午後からは毎日違うレクチャーですが、主なものはヨガ哲学、解剖学、そしてグループに分かれて教える練習などです。
ヨガワークスの他と違うところ
ここで主なヨガ教師トレーニングでは実際に教える練習に時間を一番とるそうです。
しかし実はヨガワークスはこの時間は比較的少なく、それよりも1つのポーズで骨と筋肉をどう並べるか、それをどう教えるのかを徹底的に研究します。
それにより1つのポーズをミスや危険なく練習するコツを学び、生徒さんの怪我を防ぎます。
実はこの生徒に怪我をさせない教え方、というのがヨガワークスが他の教室に比べて一層こだわっている要素であり、それにより信頼できる教師が在籍しているという評価を得て発展しています。
最終テスト
そして4週間のトレーニングの最終日は筆記試験と実技試験。
筆記試験ではクラスの立て方や、その理由などの記述、哲学、解剖学の記述など。
しかしこれはしっかり勉強していれば難しい内容ではなく、最終確認のような形です。
実技試験はまず先生が1クラス分の内容き上げ、そこから誰がどこを教えると割り振られ、5分教えるという内容。
これも準備期間が1日与えられるのでしっかり準備しておけば大丈夫。
テスト結果
そして数日後、テスト結果と一緒に資格を証明する書類が送られてきて修了となります。これで全米ヨガ協会に200時間レベル教師として登録することができ、働く資格が得られます。
まとめ
あくまでこれは初級レベル教師の資格であり、ニューヨークのように多くのヨガ教師が存在する町ではまだまだ仕事を手にいれるには難しいところがあります。
それに最終テストも5分しか教えていないのでまだまだ不安なところがあるでしょう。
そのために次の上級コースの300時間コースがあります。
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